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WHO WE ARE

HIMARAYA LION
火を受け継ぐ、日本のクラフトマンシップ

豊田絲業 のルーツは、江戸時代の日本にまで遡ります。

豊田家は、広島県府中地域で「たたら製鉄」や鋳造に携わり、寺の鐘や生活道具を作りながら、人々の暮らしを支えてきました。

砂鉄と木炭を使い、炎を操りながら鉄を生み出す日本古来の技術。
そこには、素材と向き合い、火を扱い、人の感覚によって完成へ導く職人の世界がありました。

その“火でものをつくる精神”は、時代を越えて現在へ受け継がれています。

 

創業者・豊田林三は、1924年、わずか8歳で広島から大阪へ丁稚奉公に出されました。

奉公先で縫製やミシン技術を学び、1937年に大阪で縫製場を設立。
戦後にはワイシャツや紳士服の製造販売を開始します。

その中で生まれた自社ブランドが、HIMARAYA LIONでした。

時代の流れとともに一度その名は姿を消しましたが、私たちはその精神を受け継ぐため、現代に復刻しました。

それは単なるリバイバルではありません。

日本のものづくりの精神、
職人の感性、
そして素材と真摯に向き合う姿勢を、次の時代へ継承するための再出発です。

 

現在、豊田絲業 が特に誇りを持っている技術が、「ガス焼き加工」です。

ガス焼き加工とは、一本一本の糸を炎に通し、余分な毛羽を丁寧に焼き取ることで、糸本来の美しさを引き出していく加工技術です。
染色時の発色も向上し、生地には繊細で上質な表情が宿ります。

しかし、この加工は非常に高度な技術を必要とします。

火が強すぎれば糸は焦げ、弱すぎれば毛羽が残る。
糸の種類、番手、素材、状態によって、火加減や通すスピードを瞬時に調整しなければなりません。

天然繊維は、同じ素材であっても、産地や気候、生産年によって微妙に表情が変わります。

それはまるで、お米やワインのように、その年ごとの個性を持っています。

だからこそ、機械だけでは本当の品質は生み出せません。

日々糸と向き合い、わずかな違いを感じ取りながら、職人の経験と感覚によって最適な加工を行っています。

 

二代目はこう言います。

「火加減は、目で見るんじゃない。音で聞くんだ。」

工場内には常に機械音が響いています。
素人には、炎の音の違いなどわかりません。

しかし、長年現場に立ち続けた職人には、その微かな違いが聞こえるのです。

炎が糸に当たる瞬間の音。
素材によって変化する火の反応。
わずかな異変を感じ取る感覚。

それは、数値だけでは管理できない世界です。

長い年月、素材と向き合い続けてきた経験によって培われた技術。
それこそが、豊田絲業のものづくりの本質です。

 

私たちは決して大きな会社ではありません。

しかし、小規模だからこそ、技術を深く継承し、細部まで目を行き届かせることができます。

大量生産では再現できない品質。
効率だけでは辿り着けない質感。

一本の糸にまで向き合うことで、生地は静かな存在感を持ち始めます。

それは、かつて豊田家が受け継いできた「火を操るものづくり」の精神そのものです。

鉄から繊維へ。
時代や素材は変わっても、本質は変わりません。

 

HIMARAYA LIONは、単なるファッションブランドではありません。

日本のクラフトマンシップ、
職人の技術、
そして時代を越えて受け継がれる精神を纏ったブランドです。

派手さではなく、本質的な美しさを。
大量生産ではなく、長く愛されるものを。

一見すると静かでシンプル。
しかし袖を通した瞬間、その違いを感じられる。

私たちは、日本のものづくりの精神を世界へ届けていきます。

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